1. 韓国の恋愛事情。

これから私が韓国で過ごした韓国生活についてお話したいと思います🌸

私の主人は韓国人です。つまり私は国際結婚をしたわけですが、出会いは私が韓国の大学に留学中にありました。
その時、私は韓国語は話していましたが、韓国に来て1年足らず、韓国の様々なことが私にとっては新鮮でした✨

その時私は20歳、主人は22歳でした。

私は人から紹介されて主人(その時はオッパと呼ぶ)と出会ったのですが、私は最初にオッパを見た時から、これといってピンとくるものは全く感じませんでした。オッパはいつも無口でしたが、私にとてもよくしてくれました。
ただ無口なのに、強引なところがあり、私はいつも彼をみて、「何を考えてるんだろう?」と思っていました。

最初にプレゼントをもらった時の事です。
オッパは相変わらず必要な言葉以外を話しませんでしたが、常に微笑んでいました。その日はやたら大きい荷物を持って大学に訪ねてきました。オッパが待っているという売店に行ってみると、大きなくまのぬいぐるみと小さな同じくまのぬいぐるみが机に置かれていました。

私は普段、大学の友人から韓国人の恋愛についての話しをよく聞いていました😊

そう、韓国での一般的な恋愛といえば、男の子が女の子をそれはそれはお姫様のように扱うのです。
問題なのは...私は大阪で生まれ育ち、年子の弟と共に男勝りに育ってきたので、今更女の子として韓国式に扱われると、なんともむずがゆい気持ちになるということです。

私は即座にそのくまのぬいぐるみがどういう意味をもっているのかが分かりました。
案の定、オッパはにこにこしながら、「これが僕で、これが君だよ」と言いました。
私は言葉をなくし、必死でにこにこしました😢

さらにオッパは私によく似合うであろうネックレスを買ってきたといいました。
そして「つけてあげる」と言って、着けてくれたそのネックレスを見て、唖然なんと、金色のとんぼだったのです。
私はその時までとんぼがまさかネックレスになるとは夢にも思いませんでしたが、それをオッパが私に似合うと言って
買ってきた事の意味が分かりませんでした。
韓国ではカエルやかめのアクセサリーがよく売られています。
私はオッパが心を込めて選んでくれたそのプレゼントに対して「ありがとう。オッパ」というのが精一杯でした。

そしてオッパが家に帰る途中の駅で彼は私に絶対に寄りたいところがあるといい、花屋に行きました🌹
余り行きたがらない私を気にも留めず、オッパは私に私の年の数だけのバラの花束を渡しました。

(だから嫌やったんや...)

私は駅までオッパを送り、寄宿舎に帰る帰路、手にくまのぬいぐるみと大量のバラを持ち、首にはとんぼのネックレスを着けて放心状態のまま韓国をかみしめるのでした。

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